Q and A

 36.グリッターセルについて追加で質問です。

    ドクターよりグリッターセルがあれば記入をしてくれということで,今まで白血球(好中球)が
    増える=炎症としてとらえていた為、グリッターセルに意義があるとして気にしてはいなかったので
    こちらのQ&Aを見せていただきました。
    グリッターセルが意義のあるものということはわかったのですが『グリッターセル=活動している好中球』と
    いうとらえ方で良いのでしょうか?
    また『それ以外が死細胞』ととらえていいのでしょうか?
    またそれならば、尿中の好中球が90%ぐらいならば、グリッターセルの割合がほとんど(90%)の場合も
    あるのでしょうか?それとも割合は気にしないでも、少しでもあれば(+)で記入することだけでも良いので
    しょうか?(ちなみに今までは(+)で記入していた)

                                                   (福岡県 Sさんより)
 質問の回答

 
 36.グリッダーセルについて

 A. グリッターセルは白血球が生きた状態の特徴の一つと考えられるため、「活動している白血球」と考え
    てよいでしょう。
    しかし、白血球の生細胞は必ずしもグリッターセルであるとは限りません。
    尿が低浸透圧でグリッターセルとなることが多く、高浸透圧では生細胞であってもグリッターセルには
    なりません。
    尿の条件によりグリッターセルとなるため、グリッターセルを認める場合には、ほとんどの白血球で
    認められると思いますが、割合によって臨床的意義が変わることはないでしょう。

    それよりも、グリッターセルか否かより、生細胞か否かを判断することが重要かと思われます。
    もっとも簡便な鑑別法はSternheimer染色を行い、染色直後に不染であれば生細胞、好染であれば
    死細胞と鑑別します。

    
    グリッターセルについて 回答2はこちら

                                                   (文責:都臨技一般検査研究班)

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