18.ウィルス感染疑い細胞について 出現している細胞は、N/C比が高く核内構造はスリガラス様でクロマチンは核縁に凝集しています。 最も考えられる細胞としては、ヒトポリオーマウイルス感染細胞(HPoV)があります。 大部分が尿細管上皮細胞に感染し、腎移植患者,糖尿病患者,ステロイドや抗癌剤による治療を行っている 患者など免疫機能が低下している患者の尿中に認められます。 今回の場合、形態学的な所見からの推察であり、最終的な血清学的検査,PCR等での確認は行われていな いため、本問題の解答をウイルス感染疑い細胞とさせて頂きました。 (文責:都臨技一般検査研究班) |表紙に戻る | 質問コーナーに戻る |